Norikoのクレイフラワーの作品の特徴
今まで十数年間数多くの作品を作成し、
展示会などで発表してまいりましたが、
主な作品は、
信州に根付いた野草に焦点を絞り、
丹念に制作しております。
野草は、一見地味な存在で、
花が咲いても大きいものは少なく、
どちらかと言えば、
ひっそりと佇んでるような存在ですが、
素晴らしい魅力があります。
また里山でしか、見られない懐かしさもあります。
現地におもむき、
愛でていただくのが一番かと思いますが、
病気や怪我や体調不良の方や、
忙しくて行けない方へ、
私の作品を見て、
山野の野草を少しでも思い出して、
愛でていただければ幸いです。
また環境保護の観点からも、
絶滅危惧種や高山植物など、
貴重な植物も、作成しております。
ただ作品展や展示会などでは、
華やかさも求められるので、
大きな作品も作っております。
少しずつですが、アップしていきますね。
まだデジカメという製品が、
普及していない頃からのもありますので、
画質が悪いとは思いますが、
ご酌量くださいませ。
作品記事一覧
日本の山野でごく普通に見られる野草植物で、冬は地上部が枯れて根の状態で越し春に再び芽を出して生長する多年草です。夏から秋にかけて茎の先端に小花がたくさん集まって卵形を成した花穂を付けます。花は渋い赤色、花びらに見える部分は萼(がく)で、花びらは退化しています。小花を穂状に付ける植物の場合、下から先端へ向かって咲き進むものが多いですが、ワレモコウの場合先端から下に向かって咲き進んでいきます。このよう...
紫式部(ムラサキシキブ)は、落葉性の低木で、樹高は2m〜3mになります。秋に光沢のある紫色の小さな果実を葉の付け根あたりに、まとめてつけるのが一番の特徴です。赤い実をつける日本の樹木は多いですが、紫色の果実をつけるものはあまりありません。別種に丈が低いコムラサキというのがあり、園芸品店などでは、一緒になってしまっております。見分け方は、ムラサキシキブは果実が葉の付け根あたりに付くのに対し、コムラサ...
3月から4月にかけて花が咲く沈丁花(ジンチョウゲ)。 手マリのように咲く花弁と、 甘い香りがすることで、ガーデニングを趣味とされてる方にも人気の高い花です。 沈丁花(ジンチョウゲ)の花の香りがすると春の訪れを感じます。 沈丁花は低木で、一年中葉が青い木で、庭木に適しており、小さな花びらが固まって丸いボール状に咲き、瑞花とも言われています。 雌雄は株で異なり、日本には室町時代に雄株だけが渡来したと...
早春の山菜の王様、蕗の薹(フキノトウ)は、まだ雪が残る頃、あちらこちらで雪を割ってひょっこり顔を出します。その姿に、待ちわびた春の息吹を感じさせられます。人々は、太古の昔から春先になると、蕗の薹(フキノトウ)を食して来ました。それは、熊と同じように、人間の本能が春を迎えた体の健康維持に、必要な食べ物だと無意識的に認識してきたからではないでしょうか?春先に、雪解けの地面に、顔を出す蕗の薹(フキノトウ...
蔓梅擬(ツルウメモドキ)は、山野に自生しており、ツルが他の樹木などに絡んでゆきます。花は目立ちませんが、秋には熟した真っ赤な実と黄色い仮種皮の絶妙なコントラストが大変美しく可憐であります。難点は、飾っておくとバラバラとこぼれ落ちてくることですが、クレイフラワーなら、そのような事はありません。晩春から初夏に、葉のわきに黄緑色の小さな花が咲き、秋に鈴なりについた緑の実が黄色く熟し、晩秋から初冬に黄色い...
秋明菊 (シュウメイギク)は、里山に自生し、毎年花を咲かせる宿根草で、「秋」の訪れをもっとも感じさせてくれます。そして、一度植えると、毎年秋に楚々とした上品な花を咲かせてくれます。京都の貴船山に多く見られたことから、別名「貴船菊」とも呼ばれます。秋明菊 (シュウメイギク)は、秋に、細長い茎先に菊花に似た、白または、桃色、淡紅紫色の花のような萼片をつけるキンポウゲ目キンポウゲ科イチリンソウ属シュウメ...
お彼岸になると、必ず真っ赤な花を咲させる彼岸花(ヒガンバナ)。子供の頃に彼岸花を見ると足がすくむほど怖かった、何だか不気味という人もいれば、あの妖艶さが好き、この花を見ると癒されるという人もいます。いずれにしても彼岸花(ヒガンバナ)って、とても“妖しい”存在ですね。そんな妖しくて、綺麗な彼岸花(ヒガンバナ)ですが、「持ち帰ると悪いことが起こるから、摘んではいけない」などと子供の頃に言われました。そ...
藪萱草(ヤブカンゾウ)は、夏に根元から集まって出た葉の間からまっすぐ伸びた花茎の先に、橙赤色をした八重の大きな花が5〜10輪、次々と咲きます。藪萱草(ヤブカンゾウ)は、見ていると物忘れするほど美しい花と言われております。万葉集の歌ではワスレグサ(忘れ草、忘草)と呼ばれ、花を見たり身に着けたりするだけで、憂いを忘れさせてくれるという意味に変わっています。花の名は、漢名の萱草を音読みにしたもので、花が...
秋になると、日陰の植込みや路地裏で、この花をよく見かけるようになります。一株二株あるだけで、あたりの空間がぴりっと引き締まるような、そうして同時に、ほんのりとした暖さが漂ってくるような、そんな感じがいたします。淡いピンクの花とハート形の葉をもち、楚々とした繊細な雰囲気が多くの茶人や俳人にも親しまれてきたのが、秋海棠(シュウカイドウ)です。草丈は40〜60pほどで、花期は8〜10月頃です。昔は泣きぬ...
蚊帳釣草(カヤツリグサ)は、カヤツリグサ科の多年草で、世界の温帯〜熱帯に広く分布しており、その数600種とも言われています。古代エジプトの「紙」の原料として使われた「パピルス」も、同じ仲間なのです。日本にも、本州以南に20種ほど自生し、野原や畑などでごく普通にみられます。高さは、30cm〜60cmほどで、花期は7月〜9月にかけてで、花色は、黄褐色で、四方に広がった花穂は、まるで線香花火のように見え...
連翹(レンギョウ)はおよそ8種の仲間がある落葉性の低木です。ほとんどの種は中国、朝鮮半島、日本などに分布しますが、1種のみ東ヨーロッパ(主にアルバニア)に産します。園芸で栽培されるのは主に中国や朝鮮原産の種です。具体的には、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、それに人工的に掛け合わせて作られたインテルメディアを加えた4種が庭木や垣根、切り花などに広く利用されています。朝鮮連翹(チョウ...
ミニ薔薇(ミニバラ)は、大きくても5cm程度と花の大きさが小さく、葉も小さく、高さは20cm程度が主流で大きくても50cm程度です。ただし、ミニのつるバラは2mにもなります。四季咲き性のものも一季咲き性のものもあり、樹形もさまざまでプロでも厳密に分類することが難しいようで、出版されているバラ図鑑をみていても、ミニバラとして分類されているものが、ポリアンサになっていたり、モダンシュラブになっているの...
猩猩袴(ショウジョウバカマ)は、山地の谷沿いや林野の湿ったところに生える多年草で、シュンランやカタクリと同じ頃に、樹下に静かに花をつける山野草です。春の山裾を散策すると独特の形をした花を付け、高山植物と見違えてしまいます。そのようにショウジョウバカマ(猩猩袴)は、高山植物のように見えますが、人里にも生え、低地から高山まで広く分布し、咲く時期が、低地では春で高山では初夏になります。ショウジョウ(猩猩...
風が気持ちいいと感じる4月〜5月頃、可憐な花の咲く白山吹(シロヤマブキ)です。山吹(ヤマブキ)と言えば、ヤマブキ色で有名なので黄色の花を咲かせますが、白い花を咲かせる白山吹(シロヤマブキ)とは違います。単に、黄色の山吹(ヤマブキ)の色違いの様に思われてるかも知れませんが、同じバラ科ではありながら、属が違って、別種類なのです。違いは、白いだけかと思っていましたが、花びらの枚数も葉っぱの生え方も違いま...
小彼岸桜(コヒガンザクラ)といえば、私の中では高遠の桜です。 高遠城趾公園のタカトオコヒガンザクラは、県の天然記念物の指定を受けております。 桜の色の美しさと規模の大きさから『天下第一の桜』と称され、「桜の日本三大名所」「日本さくら名所100選」に数えられています。 花は小振りでピンク色が濃く、1500本の桜が満開に咲きそろう眺めは、雪景色の中央アルプスとの素晴らしいハーモニーを作り出し、見事な...
静謐早春の頃に、赤紫色を帯びた茎先に4枚の葉に包まれた白い花穂をまっすぐ伸ばし、若い葉の中心から白いモールのような花がひっそりとした感じで、ひとつ咲きます。花の名は、気高さのある花の姿から、鎌倉時代に悲運の名将と呼ばれた源義経の側室、静御前の面影を偲んで名づけられました。静御前の悲恋と美をしのぶ春の山野草、一人静(ヒトリシズカ)とは、そんな花です。花言葉である”静謐”とは、そのようなところから付け...
二人静(フタリシズカ)は、晩春の頃に、十字状についた4枚の葉の中心から伸びた2本の花穂に、沢山の蕾が付いて、花びらが無い白く小さな花が下のほうから咲きます。二人静(フタリシズカ)という花の名は、静御前の亡霊が舞う能曲から、2本の花穂を静御前とその亡霊の舞い姿に例えられて名付けられました。花言葉である”静御前の面影”は、ここから由来しているのでしょう。能曲の二人静(フタリシズカ)は、吉野山の勝手神社...
鈴蘭水仙(スズランズイセン)は、春になると、濃い緑の細長い葉の間から伸びた花茎の先に、花弁の口元に緑の斑を散りばめた釣鐘型の愛らしい白い花が、2〜6輪ほど下向きに連なって咲きます。スズランスイセン(鈴蘭水仙)という名前は、茎に垂れ下がって咲く花の姿がスズラン(鈴蘭)に似ていて、細長い葉がスイセンの葉に似ていることからつけられました。水仙(スイセン)のような細い葉っぱに、鈴蘭(スズラン)のような花を...
タンポポは、漢字で「蒲公英」と書きます。なんだか漢字の方が、分かり難いですよね。キク科の多年草で、関東地方のカントウタンポポ、中部地方から北に分布するエゾタンポポ、近畿以西に多いカンサイタンポポなどがあります。日本において、わずか100年で、従来種のニホンタンポポがほぼ消えてしまいました。そして、この西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)は、ものすごい勢いで、今も繁殖をしています。それは、どうして、そうな...
稚児百合(チゴユリ)は、最も小型で可愛らしいユリの仲間です。早春の頃に芽を出して、上部で弓なりに曲がった茎先に、1cmくらいの白い鐘形の小さな花がちょっと下向きに咲きます。花の時期は、5月の終わり頃ぐらいで、信州の山麓に遅い春を招き寄せてくれます。落葉樹の木陰を好み、木々の葉が茂った木陰で群生して咲くので、白い花が目立ちます。種子繁殖もしますが、球根は無く、地下茎で増えます。その為に山野では、群生...
筆竜胆(フデリンドウ)は、リンドウ科リンドウ属の越年草です。 北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、乾いた草地や明るい林に生えます。 草丈は5センチから10センチくらいで、茎の上半部に広い卵形の葉が向かい合って生え(対生)、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はありません。 葉の質はやや分厚く、裏面はしばしば赤紫色を帯びており、根元から生える葉は小さくて目立ちません。 近縁種の春竜胆(ハルリンドウ)は...
正式な和名は、瑠璃唐綿(ルリトウワタ)で、実はブルースターは切り花の園芸上の呼名なのです。花名のブルースターは、5枚の花びらが、青い星のように見えることにちなみます。欧米では、幸せな結婚生活を送るために、結婚式のアイテムにブルースターが使われます。男子の誕生を祝うときにラッキーカラーとして、ブルースターが贈られるといわれます。花言葉の「幸福な愛」「信じあう心」も、これにちなんで付けられたのでしょう...
山法師(ヤマボウシ)という名は、中央の緑の花を坊主頭に、4枚の白い花びらを白い頭巾をかぶった山法師に見立てて、名づけられました。山法師(ヤマボウシ)は、晩春から初夏にかけて、葉脈がはっきりした葉の上に、先が尖った真っ白い花びら(総苞)4枚の花が、枝いっぱいに咲きます。秋になれば、赤く熟した丸い果実がなって、食べれます。種子は約3mmで、大きい果実には3〜4個、小さい果実では1個入ってます。果肉はや...
希少野生植物となってしまった、紅花山芍薬 (ベニバナヤマシャクヤク)。紅色の小さくて可憐な花を咲かせます。花が開くとだんだんと薄い色になって、開いたら2〜3日で散ってしまう、儚い命の花です。紅花山芍薬 (ベニバナヤマシャクヤク)は、大和朝廷(ヤマト王権)の時代に中国から渡来したとされております。芍薬(シャクヤク)に葉の形や蕾が似ていて、山に自生して花の色が、真っ赤な紅色をしてたことから、紅花山...
山芍薬(ヤマシャクヤク)は、ボタン科ボタン属の山野草です。「立てば芍薬、座れば牡丹。歩く姿は百合の花。」という言葉がありますが、その立ち姿は凛とした気品さがあります。ヤマシャクヤクは関東・中部以西の本州から九州に分布する多年草です。ブナ林域などの明るい落葉広葉樹林の山地に生え、草丈30〜60cmほどになります。葉は3〜4枚互生し、小葉は倒卵形です。花弁は5〜7枚です。花期は春(4〜5月)で、白色の...
いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな…日本の春といえば桜、というほどに古くから春の象徴となっているのが桜です。また、すぐに散ってしまう、その儚さから、昔から人々は出会いと別れを、桜になぞらえられてきました。ソメイヨシノよりも、ちょっと開花時期が遅い八重桜(ヤエザクラ)。八重桜(ヤエザクラ)は、桜の品種と思われがちですが、実は総称であって特定の品種のことではありません。花びらが...
夕方頃に、佐久からの病院の帰り道で、知らない人から電話がかかってきました。 内容はクレイフラワーの製作の依頼のお電話でした。 化粧品の周りに桜を配置して撮影したいというご希望で、納期が短かったのですが、少量の規模でしたので大丈夫と思い、お受けしました。染井吉野(ソメイヨシノ) 花言葉優れた美人純潔
お客様のご依頼で作成致しました。 6月の梅雨に入る頃ぐらいから、白と黄色の花を同時に付けるスイカズラと呼ばれる花に出会います。 甘い芳香に誘われて近づくと、、花の色が白色と黄色の2色が目につきます。 咲き始めは白色もしくは淡い紅色ですが、咲いているうちに、次第に黄色へと変化していきます。 白色の花から受粉すると黄色に変わるとされており、白と黄色の花を一つの茎に同時に付けており、金銀花(キンギンカ...
ウスユキソウ(薄雪草)は、ヨーロッパで愛されているエーデルワイスの種とは、厳密にいえば別種なのですが、私は花学者ではありませんので、一緒にしております。 薄白色の葉に雪が積もったような姿をしていることから、ウスユキソウ(薄雪草)名付けられており、高い山の寒さから花を守るために起毛が長いようです。 信州では、北アルプスや美ヶ原などで観られます。 また、中央アルプスの山岳地帯で、絶滅危惧種にしていさ...
季節的には早いのですが、お客様の依頼で製作しております。 晩夏から秋にかけて、まっすぐ伸びた四角い茎につく葉のわきから出た花茎の先に、5枚の花びらの下の一枚に白い斑点が入った青紫色の花が数輪ずつ、たくさん咲きます。 雁金草(カリガネソウ)は、おしべとめしべの花柱が弓なりに飛び出たユニークな花です。 花の名は、花の形を雁の空を飛ぶ姿に見立てたという説と雁の首に見立てたという説、雁金家紋の結び雁金や...
私には「まんてんせい」としか読めない、難読な名前です。 満天星 (ドウダンツツジ)は、春の終わりから初夏にかけて、白い小さな鈴のような花をたくさん付けます。 ツツジと同じく、生け垣や、道路脇の植え込みとして、よく見かける花です。 そして、花も素敵なのですが、葉が真っ赤に色づく秋の紅葉も綺麗です。 「どうだん」という名前は、「灯台」が変化したものと言われております。 この場合の「灯台」は昔の燭台の...
木瓜 (ボケ) は、早春から春にかけて梅のような花を咲かせる落葉低木で、バラ科ボケ属の落葉低木です。 果実が瓜に似ており、木になる瓜ということで「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが、「ぼけ」に転訛したとも言われております。 ボケは盆栽として大変人気の高い植物です。 また、花の美しさから庭木としても人気があります。 木瓜 (ボケ)の品種は200種類以上あるとされており、花も一重や八重咲のもの、花色も白...
春先に、可憐で希少な花を小さく咲させます。 直径2pの白く可憐な花が、まるで雪が積もったかのように咲くのが、節分草(セツブンソウ)です。 節分の頃に花を咲かせるので節分草(セツブンソウ)と言われておりますが、日本原産の植物で、関東より西の地域に分布します。 石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などに、まとまって自生します。 キンポウゲ科に属する多年草で日本の固有種で、絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大...
待宵草(マツヨイグサ)は、7〜9月に咲くアカバナ科の花で、河原や海岸などに生息する越年草です。 7月から9月ごろ、夕方から翌朝にかけて黄色い花を咲かせます。 花径3〜5センチくらいの黄色い花を咲かせ、花弁は4枚で、花はしぼむと黄赤色に変わるのが特徴です。 観賞用に導入され、各地で野生化し、雑草の一部になってしまいました。 黄色い可憐な花ばかりではなく、マツヨイグサ属には黄色以外にも白・紫・ピンク...
この水仙(スイセン)の髪飾りは、再建される神社の落成式に、神楽(かぐら)を踊ることになった人からの依頼です。 神楽(かぐら)は、日本の神道の神事において神に奉納するため奏される歌舞です。 和琴(わごん)・大和笛(やまとぶえ)・拍子(ひょうし)の三つ、のちに篳篥(ひちりき)も加えて楽を奏し、かぐら歌をうたい、舞をまいます。 奉納される神楽の舞いの方の髪飾りに「水仙(スイセン)」を選びました。 水仙...
鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)は、つる性の草木で、他の樹木等に絡み付いて繁茂します。 全草に柔らかな毛を持ち、葉はアサガオに似た三裂したものから、卵状のものまで部位によって大きく変形します。 花は晩夏に大きく外に反り返った五枚の白または紫色の花弁を持ち、白い糸のような雌蕊(メシベ)と黄色や黒褐色の雄蕊(オシベ)が、むき出しになって前面に突き出ております。 果実は、秋に1cm程度の球形の実を付け、赤く...
中国の玄宗皇帝が愛した楊貴妃の眠る姿を例えたとされる、美しい花姿を持つ植物の花海棠(ハナカイドウ)。 略して、カイドウとも呼ばれ、枝いっぱいに花を咲かせる美しい姿は、日本の古典文学にも登場します。 淡紅色の花と花後にできる暗赤色の実が、人々を魅了して、桜の花を追うように、美しい花を咲かせます。 海棠の棠は「梨」のことで、海棠とは海から渡ってきた梨、という意味でつけられています。 もともとは海棠と...
吉祥草 (きちじょうそう)は、スズラン科(ユリ科)の常緑多年草です。 吉祥草という名からも、家に植えて花が咲くと縁起が良いと言われます。 9月から11月にかけて、桃色や淡い紫色の高貴な淡色の花を咲かせます。 信州では、冬が来る前に晩秋の野草として、藪の中に入っていくと咲いていることが多いです。 淡い紅紫色の花が穂状につき、花は下から上へと咲き上がっていきます。 花びら(花被片)は6枚あり、まくれ...
スターオブベツレヘム(Star of Bethlehem)の花は、茎先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、3cmくらいの白い花をつけます。 新型コロナウイルスの影響により、社会や政治、経済に甚大な影響を及ぼしつつあります。 そんなご時世だから、救世主に願いを込めて、作ってみました。 スターオブベツレヘムは、キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムへ導いた...
御衣黄桜(ギョイコウザクラ)は、バラ科サクラ属の植物です。 大島桜(オオシマザクラ)を母として生まれた日本原産の栽培品種の里桜群の桜です。 名前は江戸時代中期から見られ、その由来は貴族の衣服の萌黄色に近いためとされております。 この南部鉄器の急須は、祖父のお土産だったと記憶しております 遺品整理をしながら、何かの花入れになるかな?とずっと保管しておりましたが、今回の御衣黄桜にぴったりでした。 下...
二輪草(ニリンソウ)は、高山植物で、高さ15cm〜30cmの多年草です。 林の中の日陰になっている箇所に多く見られます。 別名「フクベラ」「ガショウソウ」と呼ばれ、春の山菜の中では春山を代表する花の一つになってます。 二輪草(ニリンソウ)は、その名のとおり細長い茎の上に二輪の花をつけます。 信州の上高地では、開山後の5月中旬〜6月初旬に、明神池から徳沢に至るハイキングコースの所々で、白い可憐な花...